ギャラハッドの覚書 ひとり語り サマーセット その1(2058年11月)

ひとり語り サマーセット その1(2058年11月)

  2014/01/11(2017/11/26手直し)

     ローク邸執事
     イヴの天敵
     ローレンス・チャールズ・サマーセット
             
本名

 バジル・コルチェック
 マリーナ・コルチェック(故人)




2058年・11月

だんな様が 警察官を自宅にお招きになると
聞いたときには 我耳を疑いました

お約束の時間より遅れて
おいでになったのが ダラス警部補なのです

だんな様に相応しいのは 洗練された上品な方

あのように 粗野な態度で
下品と言ってもいいようなマナー
まして 警察官など もってのほかです

いっそ あの方が 富や名誉めあてで
ローク様に擦り寄ってくるような 女性であったら
一時の辛抱で お払い箱に出来たでしょに。。。

お2人の間にあったものは 確かなものだったのです
あの方が お屋敷で過ごされることが多くなり
ローク様が 警部補のため ホームオフィスを用意されました

そして あの夜 そのオフィスで1人で休まれていた
あの方の 悲鳴を聞いてしまったのです

駆けつけたわたくしが 目にしたのは
傷つけられ 脅える 幼い少女

一瞬 その姿と 娘マリーナがかさなり
思わず できることなら抱きしめ
慰めるることができるなら
慰めたいとさえ思ったのです

かろうじて 冷静な態度をとおしましたが。。。

とは言え、お戻りになっただんな様に
あの方の過去に何があったのか、
 話してくださるべきでした
」と
詰め寄らずにはおれませんでした

けれど 実のところ
なにも知らずにいたかった
知らずにおれば これほど
心が揺れることは 無かったはずでございます

あの方は 捜査官としては とても優秀で
わたくしがこれまでに出会った 警察官とは違い
人の命を救うためなら わが身さえ投げ出しかねない
非常に勇敢で 非常に愚かな方なのです

わたくしの命を救おうと
まさしく わが身を敵の前に投げ出したのですから

警部補を どう思っているのか
わたくし自身 さだかではありません

忌々しく しゃくにさわる存在でありながら
愛しいとさえ感じ 守りたいとさえ思うのですから。。。





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